2015年 09月 30日
飼い主のいない猫問題 一斉手術会場
会場探しがね、結構難航するのです。
オペ会場が見つかっても、捕獲からリリースまで猫達が過ごす保管場所も必要になります。
今回はこちらの廃墟をお借りする事になりました。
お借りすると言っても、この廃墟の敷地内に猫がいるのである意味場所を提供するのは当然ですな。
勿論他人の敷地に無断で入り餌をあげる人が悪いのですが、
廃墟の管理に全く問題が無かったとは言えない現場です。
空き家と野良猫はワンセットになりつつあります。
空き家をお持ちの方は、
どうかたまには猫や動物が入りこめそうな場所の有無を確認や、
これ幸いとばかりに身勝手な餌やりさんがそこで餌を与えてしまっていないかを確認して下さい。
さて、ちばわん一斉手術は時に屋外でテントを張って行ったりもしますが、
先生の負担やその他諸々を考慮すれば
当然雨風が凌げる屋根と壁があった方が望ましいです。
この廃墟は10年くらい放置されているそうで、雨漏りはあるものの何とか使えそう。
状況的に漏電の心配があり、電気が使用できるかは微妙だな。
まぁいいや。
だめだったら発電機で対応しよっと。
オペ器具の洗浄があるので水も絶対に必要です。
配管のトラブルとかで使用出来ない事もあるのかな?
まぁいいや。
ダメだったら近隣の方に協力を要請してみよっと。
階段下や廊下も利用すれば猫達の保管スペースも作れるな。
駐車場の確保やトイレが使用できるのか等の問題もまだ残ってはいますが、きっと何とかなるでしょう。
さてここをオペ会場・猫保管場所として使用出来るように、
片付けと清掃をしなければなりません。
ちばわんはMLで協力者を募ってもいいと言ってくれてるのですが、
ブリーダーレスキューやゴミ屋敷で犬猫が繁殖しているなら別ですが、
この程度の片付けでメンバーの力をお借りするのはいくら何でも心苦しいと
相談者であるMさんと意見が一致しました。
とは言え二人じゃ大変な作業だな。どうしよう。と思っていましたが、
この町内と、近隣に住まう方数名から協力者が現れました。
うん!そうそう!この地域で起こっている問題だもんね。
この地域の人が立ち上がらないとね!
いいぞいいぞ!
昨日書いたタチの悪い夫婦。
自宅敷地内で一日2回~3回ご飯をあげ、一頭も不妊去勢せず15匹(亡くなった子は含まれていません)にまでしておいて、
今回のTNRに賛同はしているけどどこか人をバカにしている。
Mさんや愛護団体にやらせておけば良いとでも思ってるのかな。
やって貰うのが当たり前だとでも思っているような。
他の住民に示しが付かない面もありますし、
全部やってあげると『また増えたら今井さんに頼めばいいや~』なんて事になるので、
このお宅は全額ちばわん負担には致しません。
いくらかは払って(勿論ちばわんに)貰います。
(本当に本当にお金の無い方に無理に支払えとは言いませんし、ちばわん全体でそうと言う意味でもありません。私の現場での判断は私に任せていただいています)
とは言えあまり費用負担出来そうにないのも現実です。
うーーーーん、他の住民の方に示しが付かない。
どうすっぺ。
閃いた!ニヤリ
お金が無いなら(払いたくないってのもありそう)体で払って貰いまひょ。
我ながらヤクザみたいですねー
でもこんなの当然の事ですよね。
清掃作業に引っ張り出します。
先日ちょこっと言いました。
難色を示されました。
許しません。
5日にハッキリさせたるで。
皆様から頂戴したご寄附金で活動をさせていただいています。
自分では何も出来ないからと、ちばわんを信じて託して下さる方達の善意を舐められちゃ困ります。
TNRだけで済む現場。
TNRしか出来ない現場。
地域猫活動に持って行く必要がある現場。
TNRだけだと問題を先延ばしにするだけになってしまう現場。
色々とあります。
相手によっては全部してあげると悪い方向に行く場合があります。
この夫婦は正にこのパターンです。
なので、猫達が不幸になると分かっていても、話によっちゃこの夫婦の件は白紙にします。
皆様が託して下さった大切なお金ですもの。
いいように利用されてたまるかってんだ。
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ささ
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